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二つ玉低気圧や爆弾低気圧って一体何?特徴や今後の進路と予想天気まとめ【天気図あり】

2月13日に大きな地震が起きたと思うと、今度は悪天候がやってきてしまいました。

お天気の悪さは「二つ玉低気圧」によるもの。

また「二つ玉低気圧」は「爆弾低気圧」になる可能性もあります。

この記事では、二つ玉低気圧や爆弾低気圧って何?というテーマで特徴や今後の進路を紹介。

あなたの地域は大丈夫かぜひ最後までご覧ください。

二つ玉低気圧や爆弾低気圧とは?

ニュースによると、二つ玉低気圧のせいで15日は四国から北海道まで天候が荒れるとのこと。

二つ玉低気圧とは?

この二つ玉低気圧とは、次のようなものです。

ふたつの低気圧が、日本海と日本の南岸を挟むように通過する現象

具体的には、前線を伴った低気圧が日本海を東進、同時に別の前線を伴った低気圧が本州南岸を東進すること。

二つ玉低気圧が発生すると、全国的に荒天となります。

起きやすい季節は冬の終わりから春の始め、まさに今ですね。

爆弾低気圧とは?

そして爆弾低気圧とは猛烈低気圧とも呼ばれ、次のようなものです。

急速に発達して台風並みの暴風雨または暴風雪をもたらす温帯低気圧のこと

起きやすい季節はやはり2月から3月です。

二つ玉低気圧の特徴

聞き慣れない「二つ玉低気圧」ですが、特徴として次の3つがあげられます。

  1. スピードが速い
  2. 急速に発達し、広い範囲に激しい風雨や風雪をもたらす
  3. 東海上でひとつにまとまり、さらに発達していく

参考:Weathernews

ふたつの低気圧が日本列島を通過して合体し、南の暖気と北の寒気がぶつかることで、急速に発達して爆弾低気圧になります。

二つ玉低気圧は東に進む際に合体し、三陸沖で猛烈に発達する例が多いんです。

ですので、今回地震の被害が大きかった、東北地方は特に二次災害への注意が必要です。

また低気圧と低気圧の間は一時的に晴れになるの特徴。

でもこれは疑似晴天といわれ、またあっという間に悪天候に変わってしまいます。

ですので、登山をしている人は油断をして災害に巻き込まれることもあるそうです。

二つ玉低気圧今後の進路や予想天気

二つ玉低気圧の今後の進路やお天気はどうなるのでしょうか?

ニュースからまとめてみました。

【15日】

  • 近畿~東北で気圧が急下降
  • 四国~北海道で雨や雪
  • 東・北日本太平洋側を中心に暴風
  • 四国~北海道の太平洋側では高波に注意

【16日】

  • 明日にかけ東・北日本で気圧が急降下

【週の半ば】

  • ふたつの低気圧がひとつになり、北海道近海で猛烈に発達する見込み
  • 北日本を中心に猛烈な暴風が吹き荒れると懸念
  • 強い寒気が南下し、真冬にもめったにない寒さへの変化

福島県では今日昼過ぎから明日にかけて大雨の予想です。

福島県沿岸部を中心に15日から16日にかけて、広い範囲で警報級の大雨になる恐れがあると発表した。同県の浜通りと中通りでは、15日昼過ぎから夕方にかけてピークとなり、1時間30ミリの雨が予想されている。夕方以降は暴風も見込まれる。

二次災害の危険性もあり、気象情報を把握して場合によっては早めの避難行動が必要。

引用:ヤフーニュース

またウェザーニュースによると、ふたつの低気圧は週の半ばにはひとつになり、北海道近海で猛烈に発達する見込みです。

発達した低気圧の中心気圧はなんと948ヘクトパスカルと予想。

日本付近の低気圧では今冬一番の発達で、まさに台風並の低気圧。

下に貼った今日明日の予想天気図から、ふたつの低気圧が発達しながら東に向かい、ひとつになる様子がわかります。

本当にまるで台風のようです。

【2月15日午前6時】

二つ玉低気圧とは?2月15日6時の天気図

引用:気象庁

【2月15日午後9時】

二つ玉低気圧とは?2月15日21時の予想天気図

引用:気象庁

【2月16日午後9時】

二つ玉低気圧とは?2月16日の予想天気

引用:気象庁

世間の反応

最後に、地震が起きたあとの二つ玉低気圧による悪天候への世間の声を集めました。

  • 二つ玉低気圧って何?
  • 低気圧のせいで体調が超悪い!
  • 被災地が心配…

といった声が聞かれました。

まとめ

この記事では、聞き慣れない「二つ玉低気圧」について、特徴や今後の進路をお伝えしました。

コロナで暗いムードの上に10年前を思い出すような大きな地震で精神的につらいときに、このお天気はきついですね…

今週は雨や雪、そして土砂崩れなどにも気をつけないといけない1週間になりそうです。

早く心穏やかに過ごせる春が来てほしいですね。