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【愛知県知事リコール署名偽造】誰が指示で金の出どころは?目的はリコール無効や河村市長の辞任?

愛知県知事のリコールを求める署名の約8割が不正、しかもアルバイトまで雇われていた可能性が浮かんでいます。

この記事では、誰が指示してお金の出どころはどこなのか、そしてすべての目的は何だったのか?について調査しました。

世間の反応もあわせてご覧ください。

愛知県知事リコール署名偽造告発までの経緯

まず「愛知県知事のリコール」について、簡単にまとめます。

ことの始まりは、2019年に開催された国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」。

このイベントに、昭和天皇の肖像を使った創作物を燃やす映像作品や、平和の少女像などが展示されました。

この展示が不適切だと注目を集め、芸術祭の実行委員会長を務めた大村秀章(おおむら ひであき)愛知県知事が批判されることに。

今回の件にも関わるおふたりを、一部のコメント要約とともに紹介します。

  • 河村たかし名古屋市長

「どう考えても日本人の心を踏みにじるものだ。即刻中止していただきたい」

  • 美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長

「県民の税金を県民が喜ばないことに使っている」

その後イベントの中止や、中止に対する抗議デモが起きるなど、大きな問題に発展。

そして2020年6月、高須院長を中心に大村知事のリコール(解職請求)活動が始まります。

2020年8月には請求に必要な、約86万5千700人分の署名集めが開始。

河村市長も「応援団」として街頭活動に関わりました。

しかし、11月4日に愛知県町村の選挙管理委員会に提出された署名総数は43万5千ほど。

リコールは不成立、12月19日まで活動が可能でしたが、高須氏は病状を理由に終了を表明。

川村氏も署名集めが困難だったことをコメントしました。

これで一連の問題は終わったかのように思ったのですが…

今月発覚したのが、「43万5千票のうち約8割が不正の可能性の疑い」という大ニュースです。

それでは続いて、不正の可能性や内容、そしてリコール署名偽造を支持した裏幕は誰かについて調査内容を紹介します。

愛知県知事リコール署名偽造を指示したのは誰?

愛知県選挙管理委員会は2月15日、容疑者不詳のまま、地方自治法違反容疑で県警に告発状を提出しました。

告発した理由は、

「大量の署名偽造行為が行われていたとすれば民主主義の根幹を揺るがすことにつながりかねず、看過できない」

告発状は愛知県警捜査2課が受理し、捜査が始まっているようです。

具体的な不正の内容をまとめると次のようになります。

  • 約43万5千人分の署名のうち、約36万2千分が無効と判断
  • 複数の人が何筆も書いたと疑われる署名が全体の9割
  • 選挙人名簿に登録されていない者の署名も5割近くあり

署名の偽造は、3年以下の懲役がかせられるという重い罪です。

そんななか、名簿の束を書き写すアルバイトに参加したという、50歳の福岡県久留米市の契約社員男性が中日新聞の取材に応じました。

彼は登録している人材派遣会社から簡単な軽作業、名簿を書き写すだけという仕事を紹介されます。

そして10月中旬から下旬にかけ、佐賀市内の貸し会議室で時給950円で作業、500円の交通費も支給されました。

インタビューによると、会議室には若者から高齢者の男女数十人で満員状態だったのこと。

どこの派遣会社かという憶測としては、西東京ポスティングサービスとフルキャストが噂されています。

そしてアルバイトの会場であると予想される佐賀県青年会館は、日本会議の佐賀県支部が運営との情報も。

もちろん派遣会社やアルバイトがすべて悪いというのではなく、依頼した会社が問題だと思います。

愛知知事リコール署名偽造問題

引用:Timee

これが本当なら、いったい誰が署名偽造を指示し、お金を出したのか?

まっさきにあやしいと思うのは、リコール活動を率いていた「高須クリニック」の高須克弥院長ではないでしょうか?

しかし、高須氏は記者会見で「(不正を)指示も、黙認したこともない」と関与を全面的に否定しています。

それどころか「何者かが署名簿に偽造署名を紛れ込ませた」として、名古屋地検に告発状を提出まで行いました。

ツイッターでもオープンに今回の事件について意見を発しています。

そしてもうひとり注目されているのは「応援団」だった河村たかし名古屋市長。

しかし河村市長も、自身や事務所の関与について「まったくない」と否定。

「市長としても告発せざるをえない」と自らも刑事告発するかまえです。

よく考えると、佐賀という愛知から離れた場所で行われたものの、派遣会社を使って広告も出していますし、すぐバレそうですよね。

なので、もしリコールが成立したときのために、わざと不正がバレるようにしてリコールを無効にする説、が考えられます。

そして河村市長に反対する者説の可能性も。

反対する者説は、大村知事が、高須氏と河村たかし市長らを名指して「説明責任を果たしていただきたい」と責めています。

また今月には名古屋市議会2月定例会があり、河村氏への厳しい質問や説明責任が問われそうだからです。

名古屋市役所のホームページによると、2月定例会の期間は次のようになっています。

令和3年2月18日(木曜日)から3月22日(月曜日)の33日間

もうすぐ始まるこのタイミングでの立て続けのニュース…

単純な票増し偽装でなく、もっと組織的になにか裏があるのでは?

とも思ってしまいませんか?

世間の反応

最後に、ツイッターから世間の反応をまとめたのでご覧ください。

まとめ

芸術イベントから始まったこの一連の流れ。

大きな政治問題に発展しそうです。

知事の解職請求ってすごい重大な機能ですよね。

普通の選挙となんら変わりがないと思います。

そんな大事な署名にもし組織ぐるみの不正が働いていたとしたら、これはまさに民意の大規模な偽造。

いまだかつてない事件だと思いますし、決してあってはならないことです。

また真相の全容が明らかになったら続報まとめをお届けします!