2021年12月に入って、「次のような怪しい長文メールが届いたけどどうしたらいい?」という声がたくさん聞かれます。
件名:申し訳ありませんが
本文:
それが起こったのです。ゼロクリックの脆弱性と特別なコードを使用して、Webサイトを介してあなたのデバイスをハッキングしました。
私の正確なスキルを必要とする複雑なソフトウェア。
〜中略〜
言うまでもなく、プライバシーを侵害されたく無ければ、誰かに助けを求めようとするのはやめてください。
支払いを受け取るまであなたの動きを全て監視しています。 契約の期限を守れば、二度と私から連絡が来ることはありません。
どうぞ良い一日をお過ごしください。
しかも差出人が自分になっているので、余計にドキッ。
このメールは、すでに、日本通信データ協会の迷惑メール相談センターでも認識されている詐欺メールです。
対策としては、何もせずに無視しましょう。
相談センターのサイトでは、次のようにも書かれています。
もし支払いをしてしまったときは、二次被害をさけるためにも必ず次の機関で相談してください。
- 消費生活センター
局番なし188 ※通話料有料 - 警察相談ダイヤル
#9110 ※通話料有料
差出人が自分になってるととても不安ですよね。
でも、差出人というのは簡単に変更、偽装できるものなんです。
つまり、メールアドレスの部分を入れ替え一斉に送ってる詐欺、スパムメールということになります。
そのため、警察では次のようなアドバイスもしていますよ。
自分自身のメールアドレスから同じメールアドレスにメールを送ることがない場合
↓
自分のメールアドレスからのメールを受信拒否にするように設定することをおすすめ
今回は驚いたり不安になった人も多いと思いのではないでしょうか?
メールを受け取った方のコメントを集めてみました。
「申し訳ありませんが」というタイトルの迷惑メール、妙にいい感じの文章で、全部読んでしまった。「申し訳ありませんが」の次、本文は「それが起こったのです。」と続く。そして、「どうぞ良い一日をお過ごしください」で終わる。 pic.twitter.com/5ig01X8tx2
— HONDA (@7203) December 1, 2021
迷惑メールの差出人が自分のメアドでびっくりした!
オイラは初めてのパターンやったけど調べたら割と多いみたいでちょっと安心(?)した。
差出人を好きに変えられるの知らなんだ。— しどー エリオ★ (@ellio_219) December 2, 2021
「申し訳ありませんが」
というタイトルで始まり、
「それが起こったのです」
という、前回録画忘れたアニメかなにか始まったみたいな謎メールが来たので即消します。— ゆえる (@yueru18) December 1, 2021
新作の詐欺メールが、弊社の個人情報関連問合せメールアドレス宛に届いた。
「それが起こったのです」というキャッチーな書き出しで始まり、「あなたは標的にされたのではなく、そのWebページを介してハッキングされた多くの不運な人々の一人になったのです」という読み手の心情に寄り添う姿勢。— hideki_K (@hideki_gr) December 1, 2021
まったく。サブジェクト(件名)で
申し訳ありませんが。
っていうメールがここのところよく来るが、
差出人自分になってる。このパターン
よくあるけど。削除ですよ。
Stein
— Stein_Radio (@SteinRadio) November 30, 2021
ツイートされている方々は、詐欺メールとすぐに見抜いていました。
確かに落ち着いて読んでみると、日本語がちょっとおかしいですよね…
ただ普段「私はだまされない」と思っていても、自分の名前からだったり、申し訳ありませんって書いていたらあわててしまうかもしれません。
今後も怪しいメールが届いたときは落ち着いて、詐欺メールとして報告されてないかまず調べてみるようにしましょう!